じょういもんじゅ縄衣文殊
joimonju

作家名伝・北礀
Artisthokkan
生没年元~明時代
制作年制作年不詳
サイズ(Dimensions)(外寸)211.0×70.0cm (内寸)102.8×43.5cm
分類(Category)古画
形状・技法・材料掛軸 / 絹本淡彩 / 絹
解説北宋の元豊年間(1078~1085)呂恵卿が五台山で童子に出会い、問答しているうちに童子が文殊に変化したという説話に基づいて描かれたもの。元代の雪澗筆は室町時代の作例があり、上方の賛は北澗の筆で髪を伸ばし蒲を編んだ布を身にまとっていること、手に持っている経典の意味を聞くと「前に三々があって後ろに三々がある。どちらが多いか少ないかと問い返されて禅問答となった。」などと書かれている。雪澗は元末明初の人。印章によれば姓は陶氏。「君台観左右帳記」によれば金陵(南京)の人。数点の縄衣文殊図が日本にある。印章や李潭宋泐、見心未復など元末明初の禅僧の著賛のあるものがある。中国では「秘殿珠林」に「文殊図」が著録されている。
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